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「GOSPEL」
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 2章.降臨
 scene.1-2
 scene.1-1
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SF COMIC “GOSPEL”

story : yotaka
picture : kaze
本作は「R14指定」
Outline.(あらすじ)
Character introduction.
(登場人物紹介)
The world situation.(世界情勢)
Glossary.(用語集)
Outline.(あらすじ)
 21世紀初頭、地球は病んでいた。有害物質による深刻な環境汚染。世界各地で発生する異常気象。
人々は住める土地を失い、自然の恵みを受けられない環境で生きていた。
残りわずかとなった「清浄な土地」を巡る争い、テロ。先端テクノロジーで世界の問題を解決しようとする動き。「グローバリゼーション」の是非を問うさまざまな衝突、暴動……。出口が見えない状況からくる絶望が、人々を包みこんだ。
 2013年、一部の国家は深刻な食料不足の打開策として、遺伝子操作による人口抑制を開始。これと同時に、遺伝子組み換え食料の生産ラインの大規模な構築も始まった。しかし2022年以降、遺伝子操作を受けた子供の身体能力・免疫機能が著しく低下していることが発覚する。人口抑制のための遺伝子操作と、汚染された食糧がその要因として注目された。
 各国の出生率は3パーセント前後まで落ち込む一方、致死率が非常に高い謎の病気が米国のとある街で発生。病名は「レベル6」と呼ばれ、ゲノム創薬メーカーを中心に極秘に治療法の研究が進んでいた。
 「地球環境の浄化と、レベル6の原因究明および治療法が見つからないかぎり、人類は2129年に絶滅する」――それが、各国のスーパーコンピューターが弾き出したシミュレーションの答えだった……。
第二章「降臨(こうりん)」
scene.1 狭き門 (地中海沖)
 地中海深く潜航する雷撃連隊の原潜「黒龍」。同じ頃、合衆国大西洋艦隊による同海域の封鎖が着々と進行していた。第3機動部隊旗艦「リアル・ワールド」から発進した無人対潜ヘリが黒龍を追う。一方、黒龍の艦内で身体検査を受けるゲーリング博士。彼は遺伝子工学の権威でありながら軍歴を持つため、特に用心深く扱われていた。案の定、博士の体内から発見されるバイオチップや小型武器。その頃、ブリッジには「カラス」からの入電が入る。少佐の「基地へ戻れ。」という指示にしぶしぶ従いながらも、敗北を喫したリョーコへの復讐を誓うカラス。ウィーン空港に姿を表すリョーコ。場面は再びイージス艦へ。黒龍に停船を呼びかけるものの、本国司令部の撃沈命令により、戦闘は避けられぬものとなった。威嚇の小型魚雷に対し「対潜ヘリの破壊」という形で黒龍は返答。闘いが始まった。「リアル・ワールド」およびミサイル艦2隻から発射された魚雷群を「拡散迎撃魚雷」で破壊した黒龍は、対艦ミサイル「ハープーン」を発射。ミサイル艦「ケント」を狙う。ケントのVLSから放たれる「ESSM」。
第一章「終わりの始まり」
 オーストリアの首都ウイーンで、1人の科学者が武装グループに誘拐される。ひと足遅れて、科学者の家にたどり着く赤い髪の女。科学者を連行した組織の潜水艦は、ヨーロッパを後にいずこかへ向かって出航した。赤い髪の女は別の何者かに狙われるが、間一髪で逃げ切る。山林の中にある隠れ家で、誘拐現場から拾ってきた破片を分析する女。彼女の名はリョーコ。一方、その様子を探る謎の男。彼は昨夜からリョーコの後を追っていたが、既に感づいていた彼女の反撃に会う。男の尾行を退けたリョーコの次の動きは?彼女を襲った3人組は何者か?ホテルに潜伏していた東洋人グループは?そして、誘拐された科学者は何処へ?
Character introduction.(登場人物紹介)

リョーコ
年齢26歳・左右利き・血液型AB型
第一章で初登場。

日本の反グローバル派市民組織の特殊部隊隊員。科学者の身柄確保にひと足遅れるが、現場に飛散していた「プラスチック爆弾」の破片を分析し、彼が「雷撃連隊」に拉致された事を知る。ウィーン空港に姿を現した彼女の行き先は・・・?

オースティン・ゲーリング博士
(誘拐された科学者)

第一章で初登場。
ウィーンに隠れ住んでいたが、「雷撃連隊」に拉致され、他国へ移送される途中。対ゲリラ戦の経験がある事から、慎重に扱われている。
雷撃連隊(らいげきれんたい)
中国で暗躍する大規模な傭兵部隊。地上白兵戦での実力は世界トップクラスとも噂される。
少佐
第一章で初登場。
精鋭を率いて自ら「ゲーリング確保」にあたった。
カラス(隊員)
第一章で初登場。
爆破後の現場に残り、リョーコと彼女を襲った組織の存在を報告。リョーコを尾行するが、逆に眠らされるはめに。
隊員たち
第一章で初登場。
今回の作戦は、ある組織からの依頼により実行された。
「黒龍」艦長
第二章で初登場。
雷撃連隊が保有する最新鋭原潜「黒龍」の艦長。
大学病院のスタッフ(東京都港区)
世界規模で流行し始めながらも、なぜか情報が公開されない感染症『レベル6』の存在を、知ってしまう。
服部
第一章で初登場。
東京県港区の大学病院の緊急外来に勤める医師。優秀だが経営優先の病院の現実に打ちひしがれつつあり、転職を考えている。ハイテク関係にはあまり詳しくない。
園田
第一章で初登場。
服部の友人で有能な医師。人命を尊重する理想の医療を追い求める。ハッキングの達人。いちはやくレベル6の存在を知る。
リョーコを襲った組織
科学者の確保を狙った第2の組織。ある大国直轄の特殊部隊の工作員。
工作員1(リーダー)
第一章で初登場。
工作員2
第一章で初登場。
工作員3
第一章で初登場。
工作員4
第一章で初登場。リーダーとの会話から、彼と同じ階級である事が分かる。
ホテルに潜伏していた組織
日本政治府の特務機関の局員。別の目的のためホテルに潜伏していた。
ホテル内でリョーコの存在を認め、彼女の帰りを待ち伏せるが、接触はかなわずそのまま撤収する事になる。
局員1(リーダー)
第一章で初登場。
局員2
第一章で初登場。無意識にリョーコの視線を感じるが、彼女を見つける事は出来なかった。
局員3
第一章で初登場。
局員4
第一章で初登場。
合衆国大西洋艦隊 第三機動部隊
イージス艦「リアル・ワールド(旗艦)」、ミサイルフリゲート艦「ケント」「ロベルト」で構成される。
ゲーリング博士を拉致したと思われる不審な潜水艦を追って、地中海での作戦行動を展開。
ウィルソン
第二章で初登場。イージス艦「リアル・ワールド」艦長。
ヒューイット
第二章で初登場。「リアル・ワールド」副長。
操舵手
第二章で初登場。「リアル・ワールド」の操船を担当。
女性オペレーター1
第二章で初登場。「リアル・ワールド」オペレーター。
女性オペレーター2
第二章で初登場。「リアル・ワールド」オペレーター。
The world situation.(世界情勢)
ロシアの原子力発電所の事故が2017年に起きて(被害はチェルノブイリの3倍の規模)、ヨーロッパの多くの地域が汚染される。ロシアで暴動発生。数百万の難民がヨーロッパへ流出。

地球環境では、一酸化炭素の増加(特に、中国と米国)とオゾン層破壊により、異常気象が加速。特にヨーロッパの一部地域は常に雲に覆われ、晴れの日が年間を通じて30日ほどしかない。深刻な食糧危機。

グローバル化によって、貧富の差が広がる。特に中国は膨大な米国資本が流れ込むが、異常気象により不作が続き、地方都市では深刻な食糧危機に陥っている。

各国内で独自の経済圏を確立しようとする動き広まる(地域貨幣の普及進む。「もう、政府には頼れない」という意識)。政府は資金を得られず、自らを維持するために、収益の多い企業(特にバイオとロボット産業)と癒着する。

米国は衛星や宇宙基地建設に多大な費用を投じ、俯瞰的な視点で自らの世界での地位を確固にしようとする。併せてバイオ分野を利用し、さらなる富国強兵を目論む。

反グローバル派のテロ組織によって2020年ごろ、各国の政治中枢や経済中枢が破壊された。

太平洋では大型の台風が発生する。

2009年日本ではM8の東京大地震が起こり、これにより東京、神奈川は壊滅状態。
このため、首都は東北地方に移転。ただし、政治府の力はあまりない。地域ごとの行政力が強い。
関東圏東京市の廃虚にインドやアフガニスタン、ロシアからの難民が多数住み着く。
Glossary.(用語集)
レベル6
(第一章 P.2)
都市部を中心に増加する「新型の感染症」。病原体の特定もままならず、死者を増大させている。現在「レベル5」に指定されるあらゆる病原体よりも危険度が高く、初めて「レベル6」の認定を受けた。その後、この病原体から発生する病気を「レベル6」と仮に呼ぶようになる。
MediWire
(第一章 P.9)
医学情報を扱う先鋭的な雑誌。遺伝子組み換え技術による弊害を敵視し、世界に警告を発している。メディアの形態は、ワイヤレスによる不定期発信のWebページ。
黒龍(第一章 P.15)
中国が建造した原子力攻撃型潜水艦「昇龍」の2番艦。建造後まもなく不慮の事故により沈没、またはロシアに売り渡された等様々な憶測が流れた。現在は、雷撃連隊の主力兵器として活躍中。改造により上陸艇・戦闘爆撃機各1機を搭載する「航空潜水艦」となったが、基本戦闘能力に影響は出ていない。排水量・7.240t(基準)8.150t(水中)/全長・105m/全幅・15m/主機関・加圧水型原子炉1基、蒸気タービン2基・1軸/出力・55.000馬力/水中速力37ノット/乗員98名/主要兵装・770mm魚雷発射管6基(魚雷・トマホーク・ハープーン)
熱光学迷彩
(第一章 P.31)
表皮の特殊繊維の色を電気による反応で変え、背景にとけ込んで見える様にする(光学的に不可視になる)技術。赤外線でも感知できなくなる。各国ともほぼ同レベルまで開発が進んでいるが、最大の問題点(水分に弱い)を解決できないため、実戦ではまだ使われていない。
※さらに真剣に考えると「物を見る(光を検知する)には光を受け止める必要があり、光を受け止めずに素通りさせるという事は、物を見ることが出来ない」という問題が出てきますが、「そこんとこは、なんとかなっている」事にします(T_T)。ついでに「顔に何も処置を施されてない様に見えるが、あれで見えなくなるのか?」というご意見もあるでしょうが・・・そこは、目をつぶって下さい(-_-)。
レーザー・ガン
(第一章 P.32)
この時代には、レーザー兵器が実用段階まで進んでいる。条約では、ハンドガン程度の携帯可能な武器に限られているが、実際のところは巡航ミサイル並の破壊力を持つ大出力兵器の開発も確認されている。レーザーとは「光」=「電磁波」という波。この電磁波の圧力で対象物を構成する原子にエネルギーを与え、融解・蒸発させる。レーザーガンで人間を撃った場合、光が貫通した部分を中心に、出血・重度の火傷に似たダメージが一瞬に発生する。出力が巨大になると、発射時に衝撃波(プラズマ爆風)も発生し、さらなる破壊をもたらす。未だ実包式の銃に取って代わることのない理由は、「実体は光なので、鏡面装甲等によって容易に偏向される(方向が反れる)。」「エネルギー消費(電力によるバッテリー式)が高く、コストパフォーマンスが悪い。」ため。しかしながら、薬莢等の痕跡が残らない、無音のため夜間戦闘・ゲリラ活動・暗殺向きである等利点も多く、状況によって使い分ければ、重宝する。
親子と店主の会話から
読み解く環境悪化
(第一章 P.36〜37)

一酸化炭素の増加(特に、中国と米国)とオゾン層破壊により、異常気象が加速。特にヨーロッパの一部地域は常に雲に覆われ、第一章の舞台・ウィーンも例外ではない。晴れの日は年間を通じて30日ほど。食糧危機もこれ以上ない程深刻。食料生産ラインから生み出されるものは「遺伝子組み換え食品」が殆どで、清浄な土地で育てられた「自然産」を手に出来るのは「運」と「巡り合わせ」。たまたま出回った時に購入出来たこの親子は、その時の幸福感を忘れずしばらくの間は希望を見失わずに生きていける。
飛ぶ鳥も落ちる「大気汚染」
(第一章 P.38〜40)

ごくまれに訪れる「雲一つない青い空」。しかし、そこにも安らぎは存在しない。厚い雲に隔てられた上空は、肉眼で確認できないものの、その日の濃度によっては野生の鳥類を呼吸困難に陥れ死に至らしめる段階まで汚染されている。その影響は地上にまで及び、呼吸器系統が脆弱な者は「外出時のエアフィルター付きマスクや携帯酸素ボンベ着用」が義務づけられている。
第一章最後のページの母親の台詞「またお庭に埋めてあげようね。」は、大気中で死亡した鳥の死骸が地上に落ちてくる事など、さして珍しい風景では無くなって来た事実を示している。
合衆国イージス艦
「リアル・ワールド」
(第二章 P.3)
合衆国大西洋艦隊に配属された、最新鋭イージス・ミサイル巡洋艦「リアル・ワールド級」一番艦。艦橋付近のデザインを一新し、既存艦に比べ、より流れるようなフォルムを持っている。「イージス」とは、ギリシャ神話の神・ゼウスが持つ盾のことで「神の盾=艦隊防衛の中枢を担う対空防衛システム」と理解出来る。その特徴は、艦橋前後に備わる八角形の「フェーズドアレイ・レーダー」。天頂を含む360°500km先の目標を識別。もうひとつの特徴は、近代戦の主役「各種ミサイル」を垂直発射する「VLSシステム」。即応性が高く、同時に多数の目的を攻撃可能。後部甲板にヘリポートを備え、対潜ヘリなどを運用する。排水量・9.700t(基準)/全長・176m/全幅・17m/主機関・ガスタービン4基・2軸/出力・85.000軸馬力/速力32ノット/乗員273名/艦載機・CRW ドラグーンa(無人対潜哨戒ヘリ)3機/主要兵装・130mm速射砲1基、高性能35mmCIWS(6砲身バルカン砲・管制装置・レーダーを一体化した防空システム)3基、VLS装置(前部甲板30セル・後部甲板30セル ※1セル=ミサイル1本を納めるキャニスター1個)、3連想魚雷発射管2基・発射可能兵器=スタンダードミサイル(対空)、シースパロー(対空)、ハープーンミサイル(対水上艦)、アスロック(アンチ・サブマリン・ロケット=対潜水艦ロケット弾)、魚雷、トマホーク巡航ミサイル(通常は搭載しないが、戦況による)
合衆国ミサイルフリゲート艦
「ロベルト」「ケント」
(第二章 P.3)

同じく合衆国大西洋艦隊に配属された、最新鋭ミサイルフリゲート艦。「リアル・ワールド級」との同時運用を見据え、既存のフリゲート艦と比較すると大型化している。対空・対艦・対潜の全てをそつなくこなす中型万能艦。排水量・4.800t(基準)/全長・95m/全幅・15m/主機関・ガスタービン2基1軸/出力・50.000軸馬力/速力29ノット/乗員205名/主要兵装・76mm速射砲2基、35mmCIWS2基、VLS装置(前部甲板24セル・後部甲板16セル)、3連想魚雷発射管2基・発射可能兵器=スタンダードミサイル(対空)、ハープーンミサイル(対水上艦)、アスロック(アンチ・サブマリン・ロケット=対潜水艦ロケット弾)、魚雷
空気清浄フィルター付
防塵マスク(第二章 P.2)

地中海近辺の土地でも大気汚染が進み、体の弱った者や老人・呼吸器系に問題を抱える人間は、このような装置を付けて生活をしている。背中に背負った空気清浄フィルターボックスから汚れた空気を取り込み、パイプを通じてきれいな空気をマスクに送り込む。呼吸で生じる二酸化炭素はマスク下に繋がる細いパイプを通り、外へ出ていく。
CRW ドラグーンa
(無人対潜哨戒ヘリ)
(第二章 P.4)

イージス艦「リアル・ワールド級」で試験的に運用されている無人対潜哨戒ヘリ。目的地までは主翼を固定しジェット噴射で飛行。到着後は主翼を回転させてホバリングする「ヘリ・モード」に入り、アクティブ・ソナーを駆使して哨戒活動を行う。武装として専用小型魚雷1基、20mm機関砲1基を内蔵。第二章P.3の台詞「ドラグーン、ワン・ツー・スリー」とは、「リアル・ワールド級」から発進した同機のこと。
ロッド型スタンガン
(第二章 P.6)

ロッドの先端に電極を仕込んだもの。通常は警棒のように使うが、確実に取り押さえる際に、スタンガンとして機能する。
体内埋め込み式IDチップ
(第二章 P.9)
個人データの入ったバイオチップ。身分証明に使われる人体埋め込み型。スキャナーとデータベースを利用してワイヤレスで瞬時に本人認証を行なうもので、セキュリティ、緊急事態、ヘルスケアと様々な活用法が模索されている。
※某大国では、実用段階に相当近づいているようです。空港でのセキュリティチェック、GPS機器と組み合わせての誘拐対策・・・2002FIFAワールドカップのスター『イングランドの貴公子』が、自分の子供に付けるとか付けないとかという話もしていたような。政治家さんあたりも志願者が多いようです。しかし、プライバシー擁護派の方々等から、(悪用された場合の)危険性を危ぶむ声も出ていたり、宗教的見地からその存在を問題視する動きもあります。聖書で警告されている『獣の刻印』というのが、このチップのことを示しているのだと・・・。まあ、一人一人をナンバーで管理するってことですからね。(似たようなのが既にあるような気もするけど)強制的に付けられたりしたら、一昔前のSF映画でよくあった『過剰管理社会』の出来上がりって事で。
暗器(=あんき)
(第二章 P.9)

服の中に隠せたり日常用品によく似せてある小さな武器を中国では「佐助器」と呼ぶらしいですが、「暗器」といった方が分かりやすいでしょう。多分。
まず左が「点穴針(てんけつしん)」。真ん中の輪の部分を指にはめて隠し持ち、手の中で棒を回転させて指の間から尖った先っちょを飛び出させて急所等を突くという使い方みたいです。
右が「金票(ひょう)」。日本でいうところの「手裏剣」や「小柄」にあたる武器で、通常サイズは13センチ前後。これは更に小型化したもの。
CIC(=シー・アイ・シー)
(第二章 P.17)

Combat Information Center(戦闘指揮所)の略。イージス艦の頭脳と言える大事な部分で、第一艦橋の最深部に設けられている。「トップシークレット」に相当する情報を扱うため、ごく一部の乗員しか入室を許されない。
黄金虫
(=おうごんちゅう)
(第二章 P.21)

合衆国イージス艦「リアル・ワールド」から発進した3機の無人ヘリ「ドラグーン」に名付けられたあだ名。緑色なのに黄金虫とは、これいかに?・・・実は私も分からない(笑)。
燕(=つばめ)
(第二章 P.25)

雷撃連隊の原潜「黒龍」に搭載された、汎用性に優れる小型ロケット弾。水中を小型スクリューで進み、海上に出た段階でロケット噴射に切り替わり目標に向かう。射程距離は短い。
拡散迎撃魚雷
(第二章 P.34)

敵の魚雷が近づくと、内蔵された小型機雷を広範囲に渡り射出して弾幕を張る、防御専用の新型兵器。
 発奮
(第二章 P.40)

ハープーン・ミサイルのこと。艦艇や航空機から発射されるアクティブ・レーダー誘導対艦ミサイル。70年代後半より世界的に普及し、今なお現役のロングセラー兵器。航空機搭載型、水上艦艇搭載型、潜水艦搭載型など、用途により微妙に仕様が異なる。潜水艦搭載型はカプセルに入れられ、魚雷発射管から発射される。安定翼、操舵翼は折畳み式で、海上に出た後展開する。全長:3.84m/射程:110km以上/重量:520kg ※ハープーンとは、捕鯨で使われる銛(もり)の意味。
ESSM
(第二章 P.42)

volved Sea Sparrow Missileの略称で、艦艇用の対空防衛ミサイルとして有名な「シー・スパロー」をさらに発展させたもの。飛来する対艦ミサイルなどを20km以内で迎撃する。
クラスター型
(第二章 P.45)

クラスター型兵器のこと。イメージとしては「親機の中に内蔵された子機」といった感じですか。漫画では「親ミサイルから小型ミサイルが4基射出する」という描写ですが、空中の爆撃機から投下する「空中投下型」と、自走式の車両から発射する「火砲発射型」という「クラスター爆弾」が実在します。どちらも親爆弾を目標の上空や近くで破裂させ、内蔵された大量の子爆弾をばらまいてダメージを与えるもので、先の「イラク戦争」でも使われました。恐い恐い。
35@バルカン砲
(第二章 P.47)

35mmCIWS(シウス=Close-in Weapon Systemの略称)のこと。飛来する敵対艦ミサイルを近距離(2〜9km以内)で迎撃する最終防衛システムで、6砲身バルカン砲・管制装置・レーダーが一体化している。CIWSによる迎撃に失敗すれば、ミサイルが命中、艦艇は大損害を受け、最悪の場合沈没の可能性もある。艦船にとっての「最後の砦」。
アスロック
(第二章 P.53)

Anti・Submarine・Rocketの略称。ロケットブースターの先端にMk46短魚雷を装着した状態で発射される対潜兵器。目標海面上空までロケット推進で飛行した後ロケットブースターを切り離し、後部から展開するパラシュートで着水。ソナー音を放ちながら敵潜水艦を探知し、ホーミングする誘導魚雷となって攻撃を仕掛ける。 ロケットの射程は約9km。魚雷本体の最大射程距離は約18km。
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